終於知道日本人如何善用收納空間
プロの料理家さんのキッチン収納は、機能的でムダがなく、我々一般人にも参考になることがいっぱい。取り入れられるアイデアはどんどん取り入れちゃいましょう、というこちらの記事。
さて、今回ご登場いただいたのは、男子2人組のフードユニット『つむぎや』として活動するマツーラユタカさん。実用的で、温かみがあり、そして、よい意味で「普通」のキッチンは好感度高し!
「大切にしているのは素材感です。もちろん機能として収納を考えているのだけれど毎日触れたり、目にしたりするもの、少しでも自分たちの心地良く感じられるものを使いたいなと思っています」とのこと。
さっそく見ていくことにしよう!
流しの上の吊り棚には、もしもの時に落下しても安全なように軽いものだけをしまう。ついつい好きで集まってしまう紙ナプキンは本棚のような感覚で立てて収納。保存容器は本体と蓋で分けてスタッキングして整然と並べる。
マツーラさんの戸棚の中ではワイヤーバスケット、ファイルボックス、カゴなどさまざまな素材の収納が活躍。たとえば茶葉はカゴに、スパイスはワイヤーになど、自分の思い描くイメージで識別しやすいアイテムを選べば収納が楽しくなる。
突起があって転がりやすい蓋は取りだしやすいワイヤーのカゴに、どこかに引っかかってしまう恐れのある焼き網や大きめの蓋は背の高いファイルボックスに、形状が整っていないアイテムを上手に収納することで戸棚の中が整理される。
シンク下の、高さと奥行のある広いスペースは、区分けして使いやすく。金属の棚、プラスチックケースなど、異なる収納を組みあわせ、隙間を上手に活用。大きな道具はそのままで、小さなものはカゴ等に入れて引き出せるようにすると取り出しやすい。
シンク下の引き出しの最下段には食材のストックを収納。透明ファイルボックスで仕切られた中に、「乾物」「ダシ」「貝柱系」などジャンルを明記したフリーザーバッグの袋を、立てて入れている。スリムにたくさん収納できて探しやすい。
古い書類ケースを活用した食器棚には引き出しがたくさん。背の低い引き出しに合わせて、お菓子の空き箱や、触り心地が好きなパニムールや、バスケットなど、さらに細やかな収納を導入。機能性ばかりでなく、心を満たしてくれる収納で楽しみを加える。
手編みのカゴ、ワイヤーボックス、紙の器など、楽しみながらアイテムを選びアイデアを練り、日々の中に取り入れていく。時にはファイルボックスを選び、フリーザーバッグに入れた乾物を上手に『ファイリング』したり。収納を考えることは、自分らしく心地良い暮らしを見つけていく中の一つの楽しみと言えるかもしれない。
あなたのキッチンも、自分らしい心地よさを考えてみませんか?
新聞來源:ヤフージャパン暮らし上手編集部